ダッシュボード上のお客様データの取扱・保持について

ユーザートラフィック

ユーザートラフィックとは、ユーザーのネットワーク通信（Web ブラウジング、社内アプリケーション等）に関するデータです。Meraki クラウドは お客様のユーザートラフィック（ネットワークトラフィック、Web ブラウジング、社内アプリケーション等）を保存しません。これらの通信は直接 WAN アップリンク経由で送信され、Meraki クラウドには到達しません。Meraki デバイス（AP、スイッチ、セキュリティアプライアンス）からの管理トラフィックのみが、インターネット上のセキュアトンネル経由で Meraki クラウドへ送信されます。ユーザートラフィックや Meraki のデータ分離については、Meraki クラウドアーキテクチャの記事をご覧ください。

管理データ

クラウドソリューションを実現するため、Meraki ダッシュボードは特定の種類の管理データを収集し、弊社データセンターに保存します。Meraki サーバーとの通信は転送中に暗号化されます。

主なお客様管理データの種類：

• ダッシュボードユーザー情報
  • アカウントメールや会社名などのダッシュボードアカウント情報、ユーザー名・住所などの任意情報を含みます
• 設定データ
  • Meraki ダッシュボードで設定される組織レベル・ネットワークレベルの設定情報を含みます
• 分析データ
  • 接続クライアント（MACアドレス、IPアドレス、関連SSID等）、トラフィック・ロケーション分析データ、可視化やネットワークトラフィックのインサイト、サイト間のフットトラフィックパターン等を含みます
• お客様アップロード資産
  • カスタムフロアプランやスプラッシュロゴなどのお客様がアップロードした資産を含みます

データの保持期間

ダッシュボード上でのデータ保持期間は、ダッシュボードがホストされている地理的な地域によって異なる場合があります。ダッシュボードデータは、ホスティング地域内で保存されます。たとえば、EU地域でホストされているダッシュボードはEU内のMerakiデータセンターに保存され、北米の場合は米国内でホストされます。

Meraki ダッシュボードは、データの種類によって期間または記録件数に基づきデータを保存します。多くのログテーブルデータは件数で保持されます。以下のログテーブルは記録件数ベースでデータが期限切れとなります：

• 変更ログ（オーガナイゼーション > 監視 > 変更ログ）
• イベントログ（ネットワーク全体 > 監視 > イベントログ）
• クライアント利用状況
• CMX 利用状況

以下の表は製品タイプごとに、保存されるデータの一覧・機能別・保持期間（組織がホストされている地域による）を示しています：