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Cisco Meraki Documentation

クライアントのローミングおよび接続の決定に関する説明

こちらのドキュメントは原文を 2022 年 9 月 26 日付けで翻訳したものです。 

最新の情報は上記原文をご参照ください。

802.11 Wifi規格では、クライアントによってローミングの挙動が決まります。クライアント端末はビーコンフレームをスキャンするかプローブ要求を送信することで、より接続に適したSSIDを広報するAPを検出します。 クライアントのドライバはスキャンしたビーコンまたはプローブ応答の電波強度によって、他のAPに再接続するか現状のAPに接続し続けるかを決定します。ローミングに関して、いくつかの留意すべき点があります。

  • 無線クライアントによっては、受信した電波の強度が無線NIC特有の閾値を下回るまでローミングをしないものもあります。この場合、AP1に接続されているクライアントは、受信したAP2のプローブ応答のRSSI値がAP1より高くても、AP2へローミングしません。
  • 屋外のような開放空間において自由空間伝搬損失(FSPL)に起因して発生する減衰は、一般的に予測が容易です。しかし、屋内では無線周波の拡散や反射により、マルチパス干渉が発生する可能性があります。クライアントとAP間の物理的な距離は、受信信号強度(RSSI)に大きな影響を与えますが、それだけが要因になるわけではありません。
  • クライアントデバイスのローミングの挙動に問題がある場合(例えば、1つのAPに接続し続ける場合)、デバイスのローミング感度(Roaming Aggressiveness)をより高い値に設定することが望ましい場合があります。以下のスクリーンショットは、Windows 7 端末でのローミング感度のパラメータの設定箇所を示しています。

注: 図1は、クライアント端末のローミング感度の設定の一例で、設定項目は別の場所にある場合や、使用するNICによって別の方法で設定する場合もあります。

注: Apple製品にはローミング感度の設定項目はありません。

 

図1:  Intel Centrinoの無線LANカードを使用したWindows 7 端末におけるローミング感度設定。コントロールパネルの設定配下のデバイスマネージャから設定。

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