PCI 基準への準拠に伴うダッシュボード URL の変更について
このドキュメントは原文を 2025年08月19日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認ください。
概要
セキュリティとコンプライアンスへの継続的な取り組みの一環として、Cisco Meraki はネットワークインフラの強化を進めており、Payment Card Industry(PCI)標準に準拠し、お客様のデータをさらに保護します。PCI DSS 4.0 では、公開ウェブアプリケーションに対して Web Application Firewall(WAF)の導入が義務付けられています。この要件(PCI DSS 4.0 要件 6.4.2)は、Web ベースの攻撃を検出・防御するための自動化された技術的ソリューションを求めています。カード決済データを扱う業界のお客様の場合、Meraki ダッシュボードは該当組織のネットワーク設定を保存しているため PCI 準拠が必要です。また、こうしたお客様は自身の認証取得のために当社の PCI 認証も必要となります。今回の変更では、Meraki ダッシュボードの URL が更新されます。
影響
Meraki ダッシュボードを通じてアクセスされる一部のサービスが新しいサブドメインを使用します。
例:
• 現在の URL: n23.meraki.com
• 新しい URL: n23.dashboard.meraki.com
更新された「.dashboard.meraki.com」 サブドメインが今後の新しい標準となります。元の URL も引き続きサポートされ、自動的にリダイレクトされます。
この取り組みの一環として、Meraki サービスは新しい証明書チェーンを採用します。この証明書チェーンは最新のブラウザで信頼されるはずですが、古いブラウザやシステムでは互換性を維持するためにアップデートが必要になる場合があります。
タイムライン
新しい URL の展開日:2025年8月18日
• 注意:この URL の変更は Meraki クラウド プラットフォームの機能やパフォーマンスには影響しません。
お客様による対応
必要な対応
ほとんどのお客様は特に対応の必要はありません。ただし、組織内で以下を利用している場合はご注意ください:
• URL フィルタリング
• ドメインの許可リスト登録
新しい dashboard.meraki.com サブドメインを2025年8月17日までに許可リストへ追加して、ネットワーク内のエンドユーザー端末からダッシュボードへのアクセスに支障が生じないようご注意ください。
追加情報
FAQ
- この変更はSAMLログインに影響しますか?
- SAMLのURLは変更されず、今回の変更による影響はありません。
- この変更はAPIリクエストに影響しますか?
- api.meraki.com宛てのAPIリクエストには影響しません。ただし、お客様がAPI megaproxy導入以降非公式となったshardホスト名へ直接APIリクエストを送信し、そのスクリプトがHTTPリダイレクトに対応していない場合は影響があります。お客様は公式にサポートされているAPIインフラストラクチャをご利用いただき、ドキュメントに従い、スクリプトをapi.meraki.com宛てに更新してください。