ローカルステータスページの認証情報を設定する
このドキュメントは原文を 2025年08月20日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認ください。
ローカルステータスページへアクセスするためには、以下のダッシュボード設定オプションが必要です。
ログイン認証情報の変更
ローカルステータスページのデフォルト認証情報は、管理者が定義したパスワードへ変更することを推奨します。変更方法は、ネットワーク全体 > 設定 > 一般 > デバイス設定へ移動し、強力なパスワードを入力してください。
設定したパスワードは、ネットワーク内の全デバイスに適用されます。

パスワードは以下の要件を満たす必要があります:
- 数字を1つ以上含む
- 大文字を1つ以上含む
- 小文字を1つ以上含む
- 記号を1つ以上含む
- 使用可能な記号: !"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[]\^_`{}|~
- 14文字以上であること
空のパスワードへの変更
必要に応じて、パスワードをクリアし、セキュリティレベルを下げることも可能です。
- APIを使用してパスワードをクリアする場合、ネットワーク管理者はパスワードをnullまたは空文字列("")に設定します。
- UIを使用してパスワードをクリアする場合、パスワードフィールドを空欄にして更新します。
現在この基準を満たしていないパスワードも変更が必要ですか?
いいえ、これらのパスワード要件はローカルステータスページのパスワードを更新する際のみ適用されます。現在のパスワードには影響しません。
ローカルステータスページパスワードの表示
ダッシュボードでは既存のパスワードを表示できません。LSPパスワードを忘れた場合は、上記手順に従いパスワードを更新してください。
ローカルステータスページパスワードのリセット
ローカルステータスページのパスワードをデフォルトに戻すには、現在のパスワードを削除して保存します。デバイスが新しい設定をダッシュボードから取得するとパスワードはデフォルトに戻ります。
注意:サポートはパスワードを閲覧・更新できません。
初回ログイン時のデフォルト認証情報 
- ユーザー名 = admin、パスワード = デバイスのシリアル番号(Cloud ID、英大文字とハイフン)
- MRデバイス(MR 32以上のファームウェア)
- MXデバイス(MX 19以上のファームウェア)
- MSデバイス(MS 17以上のファームウェア)
- MS390/Catalystデバイス(CS 17以上 または IOS-XE 17.15以上)
- MGデバイス(MG 4.1.1ファームウェア)
- ユーザー名 = デバイスのシリアル番号(Cloud ID、英大文字とハイフン)、パスワード = 'パスワードなし'
- その他のファームウェアバージョンを実行している全デバイス
2025年8月1日以降に作成されたネットワーク
最高レベルのセキュリティと進化する規制要件への対応のため、2025年8月1日以降に作成されたデバイスのローカルステータスページアクセスには、必ずパスワードの設定が必要になります。これ以前に作成されたネットワークには影響はありません。
なぜこの変更が必要なのですか
この強化は、EU RED(欧州無線機器指令)のセキュリティ規制への適合およびデバイス全体のセキュリティ強化のために実施されます。従来、一部のデバイスではシリアル番号をデフォルト認証情報として利用できましたが、これは潜在的なセキュリティリスクとなります。
2025年8月1日以降に新規作成されたすべてのネットワークには、ネットワークインフラを保護するため、より強力な認証方式が求められます。
何が変わるのですか
2025年8月1日以前に作成されたネットワーク:
ネットワークはパスワードなしで作成可能であり、デバイスはシリアル番号またはパスワードなしでアクセスできました(ファームウェアに依存、「初回ログイン時のデフォルト認証情報」参照)。
2025年8月1日以降に作成されたネットワーク:
2025年8月1日以降に新規作成されたネットワークでは、ローカルステータスページアクセス用のパスワード設定が必須となります。
シナリオ:
-
ネットワーク作成時にパスワードを設定:
ネットワーク管理者は、ネットワーク作成後にネットワーク設定ページでパスワードを設定する必要があります。パスワードは「ログイン認証情報の変更」セクションの「強力なパスワード」基準を満たす必要があります。 -
nullまたは空のパスワード("")の設定:
ネットワーク管理者が希望する場合、APIでパスワードをnullまたは空文字列("")に設定、またはUIでフィールドを空にしてパスワードなし運用も選択できます。 -
初回LSP利用前の自動生成パスワード:
管理者が明示的にパスワードを設定しなかった場合、初回の設定取得時に自動生成されたパスワードがデバイスに送信され、管理者がパスワード(またはパスワードなし)を設定するまでローカルステータスページはアクセス不可となります。
Merakiおよびネットワーク管理者のいずれも、この自動生成パスワードは確認できません。デバイスがインターネットに未接続の場合は、デフォルト認証情報でローカルステータスページへアクセス可能です。
テンプレートやクローンによるネットワーク作成への影響:
2025年8月1日 00:00:00 UTC以降にテンプレートやクローンで作成されたネットワークは、必須パスワード要件の対象となります。テンプレートや元ネットワークに既にパスワードが設定されている場合、そのパスワードが新しいネットワークへ引き継がれ、自動生成パスワードは適用されません。
新規作成ネットワークがパスワード未設定のテンプレートにバインドされている場合、管理者はテンプレートにパスワードを設定する必要があります。選択肢は以下の通りです:
- テンプレートパスワードを推奨認証情報に設定し、テンプレートにバインドされた全ネットワークに適用する
- テンプレートパスワードを空に設定し、既存ネットワークのnullパスワード動作を保持しつつ新規ネットワークもパスワードなしで運用する
自動化ネットワーク展開への影響:
自動化ツールやスクリプトでネットワークプロビジョニングやデバイス設定を行っている場合は、Network Settings API(https://developer.cisco.com/meraki/api-v1/update-network-settings)を用いてローカルステータスページのパスワード設定をワークフローに含めるよう更新してください。

