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Cisco Meraki Documentation

送信出力とアンテナ設定

このドキュメントは原文を 2023年07月06日付けで翻訳したものです。

最新の情報は原文をご確認ください。

概要

アクセスポイントの送信出力は無線カバレッジ範囲と最大の信号対雑音比 (S/N比) に影響を与えます。送信出力を適切に設定することは、無線ネットワークが最高のパフォーマンスを発揮するために重要です。Meraki アクセスポイントの送信出力を設定する方法には、自動出力 (推奨) と手動出力の 2 つの方法があります。

注: 送信出力に関するすべての設定は、「ワイヤレス > 電波設定」ページから実施します。

自動出力

自動送信出力では、AP が収集したRF データを活用して、クライアントのローミングとパフォーマンスに最適な無線送信出力レベルを決定します。自動出力アルゴリズムの詳細は、Auto TX の記事を参照してください。デフォルトでは、すべての AP は自動出力を使用するように設定されています。

手動出力

各 AP は、代わりに周波数帯ごとに出力を固定することもできます。これにより、AP は自動出力アルゴリズムの代わりに、手動で定義した出力設定を使用するようになります。設定できる出力の範囲は、帯域ごと、規制ドメインごとに異なります。

注: 送信出力の設定には、高い送信出力が選択可能な場合がありますが、AP 内のメカニズムにより、設定した出力でのブロードキャストが制限される場合があります。詳細については、RF プロファイルの記事内の「無線送信出力に関する制限」の項目を参照してください。

手動送信出力の設定

  • 「ワイヤレス > 電波設定」の [バンド] ドロップダウンメニューより、設定したい無線の帯域を2.4 または 5 のいずれかを選択
  • 特定のAPの [ターゲット出力(dBm)] 列の数のリンクを選択

 

  • [手動] を選択し、指定の無線帯域に対して希望の送信出力を選択
  • [保存] を押下して、設定を保存

無線の無効化

2.4GHz または 5GHz のいずれかの無線をオフにすることができます。これにより、指定した無線帯域ですべてのクライアントサービス機能が無効になりますが、Rogue SSID 検知および CMX の検出への使用は妨げられません。

  • ・送信出力の設定時に [手動] または [自動] を選択する代わりに [オフ] を選択すると、希望の帯域でクライアントサービス機能が無効になります。下記は 2.4GHz 帯の無線を無効にした場合の例です。

注: シングルラジオモデル (MR12 と MR62) は、無線を無効化していなくても、「ワイヤレス >  電波設定」ページの [送信出力(dBm)] 列で [Off] と表示されます。2.4GHz 無線が無効化されている場合、 [送信出力(dBm)] 欄には [SSID disabled] と表示されます。

ダッシュボード出力とアンテナゲイン

ダッシュボードに表示される出力レベルは AP 自身による基本の出力レベルであり、アンテナゲインは含まれません。

アンテナ設定

外部アンテナオプションを使用する場合、等価等方放射電力 (EIRP) などの規制制限の適用のため、ダッシュボードにて適切なアンテナオプションを設定する必要があります。外部アンテナの設定は、「ワイヤレス > アクセスポイント」よりアクセスポイントの詳細ページに移動し、左下の [設定ステータス] および [電源] の下にある項目で設定できます。アンテナタイプを編集するには、鉛筆アイコンを選択します。選択したアンテナモデルが、AP に物理的に取り付けられているアンテナタイプと一致していることを確認してください。

警告: 正しくアンテナ設定をしないと、AP が規制制限の範囲外になる可能性があります。管理者には、この設定が正しいことを確認する責任があります。

 

注: ダッシュボードでは、AP モデルごとに認定済みのアンテナのリストが表示されます。各 MR がサポートする Meraki アンテナの詳細については、MR のデータシートを参照してください。

注: ハードウェアインストールガイドで言及されているように、MR84 で 2 ポートアンテナを使用する場合、2 つの同じアンテナが必要です。他の AP モデルでは、アンテナポートの構成に基づいて、バンドごとに異なるアンテナの使用が可能な場合があります。

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