オーガナイゼーションのライセンスモデルをCo-termからPer Device Licensingに変更する方法
こちらのドキュメントは原文を 2023年4月19日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認いただきますようお願いいたします。
目的
2023 年 2 月以降、Co-termからPDLへの変換は制限されています。
これは変換による予期せぬ悪影響の発生を避け、より戦略的にPDLへ変換できるようにするためです。
担当窓口
・ライセンスサポート(プライマリー)
・営業担当 (セカンダリ)
前提条件
・期限切れまたはコンプライアンス非準拠のオーガナイゼーションは、PDLに変換できません。
・デバイス、ライセンスのコンプライアンスが含まれます。
・期限切れまたは期限切れ間近のオーガナイゼーションは更新の注文が確認できる場合のみ変換を承ります。
・ライセンスキーはCo-termでは追加せず、必ずPDLへ変換後に追加してください。
・依頼者がオーガナイゼーションの、SAML読み取り/書き込みユーザーを含む、読み取り/書き込み可能なフル権限を持つ管理者であることを、当日のサポート用パスコードを確認することで確認してください。
・ネットワークや企業の管理者によるご依頼は承りかねるため、フル権限を持つ管理者へ連絡の上ご依頼ください。
・依頼者が複数のオーガナイゼーション管理者/MSPポータルであるかどうかを確認してください(ダッシュボード ナビゲーションパネル>Global OverviewまたはMSPポータル)。
手順
Step1:サポートに連絡
ダッシュボードまたはemail(licensing@meraki.net) にてケースをオープンする、
またはサポートへ電話しオーガナイゼーションのライセンス形態変更を依頼する。
*この時点で、サポートは情報共有のために営業担当者(いる場合)を、スレッドに追加します。
次に、2つのライセンス形態の違いについて以下の表で確認する。
説明 |
Co-term |
PDL |
---|---|---|
ライセンス更新の柔軟性 |
全体で一括しておこなう |
全体で一括で行うことも 部分的に更新することも可能 |
ライセンスのアクティベーション |
購入日より消費開始 |
90日間の猶予期間後に消費を開始 |
ライセンス管理 |
簡単 同一オーガナイゼーションのすべてのライセンスが同じ日に失効する |
複雑 デバイスに割り当てられたライセンスが個別に失効する。 そのため、すべてのデバイス、個別の有効期限を把握する必要がある。 |
ライセンス有効期限 |
すべてのデバイスに対して平準化された1つの有効期限が計算されます。 |
すべてのデバイス、ネットワーク、オーガナイゼーションで異なる |
ライセンス変更時の影響 |
ライセンスの追加、移動、更新を行うと、オーガナイゼーションのライセンス有効期限が再計算されます。 |
ライセンスの追加や移動は、Org内の他の個々のライセンスに影響を与えません。 |
ライセンスの紐付き |
オーガナイゼーション単位 |
デバイス単位 |
ライセンス割り当て作業 |
不必要 |
必要 |
ライセンスの事前割当 |
不可 |
あり 未使用の追加ライセンスをキューに入れることで、デバイスの有効期限を延長することが可能 |
ライセンス切れ時の対応 |
オーガナイゼーション全体でシャットダウン |
デバイス毎にシャットダウン |
MXプロダクトエディション |
オーガナイゼーション全体で、単一のプロダクトエディション |
オーガナイゼーション全体で、単一のプロダクトエディション |
MRプロダクトエディション |
オーガナイゼーション全体で、単一のプロダクトエディション |
デバイス単位で、複数のプロダクトエディション |
MSプロダクトエディション |
オーガナイゼーション全体で、単一のプロダクトエディション |
デバイス単位で、複数のプロダクトエディション |
ライセンスの自動化 |
ライセンスの一覧化、移動にAPIの使用が可能 |
ライセンスの追加、割り当て、移動にAPIの使用が可能 |
Step2:変換を希望する理由の説明
PDLへの変更があなたのビジネスにとって必要である「理由」を説明し、上記の検討事項に問題がないかどうか確認してください。
Step3: 変更の取り消しが不可となるタイミングの設定
変更後の影響について確認後、営業担当者が変換に積極的に関与している場合は、担当営業チームから、このPDLへの変換に関し認識、同意しているとの最終的な承認を得てください。
その後サポートは変更の取り消しができなくなるタイミングを決定します。つまり、一度PDLに変換すると、いかなる方法を以てもco-termへのロールバックは不可能であることを明記します。
Step4: 最終確認
上記の条件をすべて満たしていることが確認できた場合、サポートにより、PDLへの変換ボタンが有効になります。
Step5: 変換
この段階で現時点で、オーガナイゼーション管理者として、オーガナイゼーション>ライセンス情報 から変換を実行することができるようになりできます。
例外: 既存のPDLモデルを使用したMSP
複数のオーガナイゼーションを保有しているお客様で、現在PDLモデルを使用しており、新たなPDLオーガナイゼーションを作成する必要がある場合、以下の手順で前述の煩雑な手続きを複雑さ軽減できます。のするため、以下の以下の手順に従ってください。
解決策として、お客様に”オーガナイゼーションの複製”が利用できます。オーガナイゼーションクローニングワークフローをご提案します。
詳細はこちらのKB: Org Clone または以下をご覧ください。