クライアント詳細ページ
こちらのドキュメントは英語版を 2022 年 9 月 12 日付けで翻訳したものです
最新の情報は英語版をご確認ください。
Meraki ダッシュボード上でネットワーク管理者は個々のネットワーククライアントを監視、管理できる機能があり、運用、トラブルシューティングを行うで有用です。このドキュメントでは、MR,MS、MX/Z ネットワーク内で確認できるクライアント詳細ページについて解説しています。すべてのネットワークにおいて、クライアント一覧はネットワーク全体 > クライアント に表示されます。
システムマネージャーのネットワークではクライアント一覧の表示が異なります。詳細はシステムマネージャーのドキュメントを参照してください。
MR
クライアントの接続状態や、地図上のおおよその位置を確認できます。
- MAC アドレス - クライアントから送信されたパケットに含まれる送信元 MAC アドレス
- IP - クライアントに割り当てられた IP アドレス
- ホスト名 - Bonjour, NetBIOS や DHCP 等で検知したホスト名
- デバイスタイプ/OS - Windows, Mac OS X, Android, iOS, など、TCP ハンドシェイクや DHCP の情報から認識
- 履歴- このクライアントの MAC アドレスでフィルターされたイベントログページへアクセスできます
- パケットキャプチャ- パケットキャプチャのページへ AP の無線インターフェースが選択され、クライアントの MAC アドレスがフィルタ設定された状態でアクセスできます
- システムマネージャ - システムマネージャーアプリやエージェントがインストールされている場合、システムマネージャーネットワークへアクセスできます
- 信号 - 利用可能な場合、クライアントの無線接続時の信号強度( SNR 値)が表示されます
- 状態 - クライアントが無線ネットワークに接続した期間を表示します
- アクセスポイント - 接続中あるいは最後に接続したアクセスポイントが表示されます
- SSID - 接続中あるいは最後に接続した SSID が表示されます
- スプラッシュ - スプラッシュにおける認証状況が表示されます
- チャネル - クライアントが接続に使用しているチャネルが表示されます
- 帯域利用量 - クライアントが送受信したトラフィック量を KB, MB あるいは GB 単位で表示します。 詳細 では各セッションごとの利用量を確認できます。
- Ping - クライアントへ ARPing を実行し AP・クライアント間のパケット損失や遅延を計測できます
- ポリシー - クライアントに割り当てられたポリシーをを確認変更できます
- クライアント接続状況- クライアントがインターネットへ到達するまでの経路が表示されます
- ヘルス - 過去 2 時間の無線接続状況が表示されます
- ホスト名横の鉛筆アイコンからホスト名の変更ができます
トラフィック分析を有効にしている場合、ユーザーの帯域利用量を時系列で確認できます。プルダウンから表示する期間を過去 2 時間から 過去 30 日まで変更できます。
MS アクセススイッチ
MR や MX と異なり、MS に接続しているクライアントの詳細ページではグループポリシーの編集はできません。しかし、Ping や WOL(Wake On LAN) の送信は可能です。
- MAC アドレス - クライアントから送信されたパケットに含まれる送信元 MAC アドレス
- IP - クライアントに割り当てられた IP アドレス
- ホスト名 - Bonjour, NetBIOS や DHCP 等で検知したホスト名
- デバイスタイプ/OS - Windows, Mac OS X, Android, iOS, など、TCP ハンドシェイクや DHCP の情報から認識
- 履歴- このクライアントの MAC アドレスでフィルターされたイベントログページへアクセスできます
- パケットキャプチャ- パケットキャプチャのページへ AP の無線インターフェースが選択され、クライアントの MAC アドレスがフィルタ設定された状態でアクセスできます
- Ping - クライアントへ ARPing を実行し AP・クライアント間のパケット損失や遅延を計測できます
MX/Z シリーズ
グループポリシーの編集が可能な他、IP アドレスの固定割当やポート転送、1:1 NAT の設定も可能です。
MX に重要なシステムが接続されている場合、接続性モニターを有効にできます。(ネットワーク全体 > アラート > "特定クライアントがLANに接続もしくは切断された時") アラートを有効にするとクライアントとMX間の通信が停止した際にネットワーク管理者に通知されます。なお、アラートについては有線クライアントを対象とすることを推奨します。無線クライアントは頻繁に切断することがあるためです。
また、MX および MR に接続しているクライアントの詳細ページでは、スプラッシュ認証取り消しツールが利用でき、対象クライアントのアクセス権の取り消しや、スプラッシュページの検証に役立ちます。
クライアントの詳細ページにおいて "スプラッシュ" にある "取り消す” をクリックすると、スプラッシュページの認証情報を取り消すことができます。
また、クライアントに関する以下の情報が確認できます。
- MAC アドレス - クライアントから送信されたパケットに含まれる送信元 MAC アドレス
- IP - クライアントに割り当てられた IP アドレス
- ホスト名 - Bonjour, NetBIOS や DHCP 等で検知したホスト名
- デバイスタイプ/OS - Windows, Mac OS X, Android, iOS, など、TCP ハンドシェイクや DHCP の情報から認識
- 履歴- このクライアントの MAC アドレスでフィルターされたイベントログページへアクセスできます
- パケットキャプチャ- パケットキャプチャのページへ AP の無線インターフェースが選択され、クライアントの MAC アドレスがフィルタ設定された状態でアクセスできます
- Ping - クライアントへ ARPing を実行し AP・クライアント間のパケット損失や遅延を計測できます
クライアントデータとクライアント利用量の違い
データ送受信数はリアルタイムで更新され、キーワードの横に指定された間隔になります。データ数は、クライアントが接続されている限り増加し、何らかの理由でクライアントがネットワークから切断されるとリセットされます。
送受信されるデータ量は、ページ下部のグラフの横に表示される選択した時間間隔に関連します。これらの数値は、クラウドコントローラーで定期的に更新され、切断と再接続の間で合成されます。
注意:選択した時間間隔により、クライアント使用量が集計され、ダッシュボードに表示されるまでに約20分かかることがあります。
ICMP Echo Request (Ping) と ARPing の違い
従来の "ping" では指定した IP アドレスに対して ICMP Echo Request を送信します。 Echo Request を受信したクライアントは、ICMP をブロックするよう設定されていなければ ICMP Echo Reply を送信します。 Echo Reply が Echo Request を送信したデバイスに到達すると Ping が完了し、Pingが送信され返ってくるまでの時間 (RTT, Round Trip Time)が計測され、デバイス間の遅延度合いを確認できます。 ICMP ではこれだけでなく、インターネットや VPN の先にいるデバイス間の疎通性確認にも仕様できます。
ARPing では ARP (Address Resolution Protocol) を用いてネットワーク上にデバイスがいるか判断します。ARP に返答しないデバイスは存在しないため ICMP と比較して信頼性が高いと言えますが、ARP の仕組み上同一サブネット内でしか使用できません。
ARPing はクライアントの詳細ページに用意されている "Ping" ツールでのみ実行できます。それ以外で実施できる Ping ツールでは ICMP が使用されています。