タグを利用したアクセスポイントの管理
このドキュメントは英語版を 2024 年 9 月 6 日付けで翻訳したものです。
概要
タグはデバイスの基本的な管理に用いることができますが、このタグを利用してアクセスポイントごとに発信できる SSID を制御することも可能です。このドキュメントではアクセスポイントにタグを追加する方法と、タグを利用したアクセスポイントの管理方法について解説しています。
タグの利用例 :
- タグによるマーキング ( "会議室"、"休憩室"など)
- 多数のアクセスポイントをタグごとにまとめる
- 一部の AP で VLAN ID を付与させる
タグの追加方法
1. ダッシュボードより、ワイヤレス > アクセスポイント をクリックする
2. タグを追加したいアクセスポイントのチェックボックスをクリックする
3. 編集 > タグ をクリック
新しい UI ではデバイス一覧の右上にあります。
4. 新しいタグを入力し、追加と保存の順にクリック
注: タグは大文字と小文字を区別しますが、複数の大文字・小文字のバリエーションを使用するのは避け、ユースケースごとに完全にユニークなタグを使用することをお勧めします。似たようなタグが必要な場合は、West1やWes-tのようにハイフンや数字を追加して使用してください。
新しい UI では以下のとおりです。
新しいタグを入力し、追加ボタンをクリック |
もしくは、既存タグの選択・追加を行い、保存をクリック |
新しい UI では追加、あるいは割当後 "保存" をクリックすることで追加が完了します。
5. 同様の手順を繰り返す
複数の AP が存在するネットワークの整理
タグは Meraki ネットワークを整理するのに役立ち、割り当てられたタグに基づいてデバイスを互いに簡単に分離、識別することができます。
例えば、寮、食堂、教室にアクセスポイントがある大学のネットワークを管理する場合、それぞれのアクセスポイントに適切なラベルを追加でき、それらのタグに基づいて検索やレポートを実行できます、例えば "食堂" というタグを持つ全ての APのみ を表示するといったことが可能です。
Cisco Meraki は一つの AP に複数のタグを付けることもサポートしています。 つまり、上記の例では無線ネットワークは "天井設置" と "壁掛け" というタグを持つことができます。 そうすると、天井に設置された全ての食堂の AP を簡単に検索できます。
特定 AP でのVLAN タギング
特定の AP に特定の VLAN のタグを付けることが望ましい場合があります。VLAN タギングについては、"MRアクセス ポイントでのVLANタギング"、または製品マニュアルの「VLAN タギング」の項を参照してください。
注 : VLAN タギングはブリッジモードあるいはL3 ローミングに設定されたアクセスポイントでのみご利用いただけます
特定のアクセスポイントで VLAN によるタグ付けを行うには以下の手順を実施します。
1. ダッシュボードよりワイヤレス > アクセス制御 をクリック
2. ドロップダウンより対象の SSID を選択する
3. ”IPアドレスとトラフィック" > VLAN タグ にて "VLAN タグを使用する" を選択する
新しい UI では "クライアントIPとVLAN" > VLAN ID を選択してください
4. "VLAN (ID) を追加" をクリック
5. AP のタグとそれに対応する VLAN ID を入力
新しい UI では既存の AP タグを一覧から選択できます
6. 変更を保存をクリック
この SSID では、入力されたタグを持つ AP を通過するクライアントトラフィックは、指定された VLAN タグでタグ付けされます。