特定の SSID をブロードキャストさせる AP を指定する
このドキュメントは英語版を 2023 年 2 月 3 日付けで翻訳したものです。
デフォルトでは、ネットワーク内のすべてのアクセスポイントは、有効なすべての SSID を同時にブロードキャストします。これはほとんどの場合では問題はありませんが、特定の SSID を単一の AP または AP の特定のグループからのみブロードキャストさせたい場面もあります。アクセスポイントの タグを使用することにより 無線ネットワークを物理的またはセキュリティベースのセグメントに分割できます。
このドキュメントでは、これが望ましいと思われるシナリオの例と、特定のSSIDをブロードキャストするAPを指定する方法についても説明します。
特定の SSID をブロードキャストさせる AP を指定する
- こちらのドキュメントを参照し、アクセスポイントにタグを追加する
- ワイヤレス > SSID の稼働設定をクリック
- 対象の SSID をドロップダウンメニューから選択する
- ”AP毎の公開設定" から "次のタグを持つ AP でのみ有効" を選択する
- 表示された入力欄から対象とするタグを選択する
6. 選択後、変更内容を保存をクリック
画像の例では "TestingSSID" という SSID は "A" というタグを持つアクセスポイントでのみブロードキャストされることになります。SSIDのブロードキャストを完全に制御するには、上記の手順をターゲットSSIDごとに繰り返す必要があります。
すべての SSID を無効にする
特定の AP ですべての SSID のブロードキャストを止めるには以下の手順を実施します。
1. アクセスポイントにタグを追加する
2. ”AP毎の公開設定" から "次のタグを持つ AP でのみ有効" を選択し、追加したタグを選択する
3. アクセスポイントから選択したタグをすべて削除する
使用例
1 つの建物内エリア毎にブロードキャストする SSID をタグによって制御する
想定される結果
- 受付エリアのみゲスト用SSIDをブロードキャスト
- 社員エリアのみ内部用 SSIDをブロードキャスト
- IT エリアのみで IT 用 SSID をブロードキャスト
以下のタグにより実装
- AP 1 には "Guest" タグを追加"
- AP2 には "IT" と "Internal" タグを追加
- AP3 には "Internal" タグを追加
- AP4 には "Internal" タグを追加
AP の配置と割り当てられたタグ
記事本文の手順に従って、上記の例と同様の展開を実現できます。