スイッチの設定を複製(コピー)する
このドキュメントはこちらの記事を 2024 年 7 月 19 日付けで翻訳したものです。
最新の内容は英語版をご確認ください。
このドキュメントでは、ダッシュボードで提供されているスイッチの"複製" 機能について、複製方法や複製対象の設定について解説しています。
この複製機能では 1 台のスイッチの設定を同時に複数のスイッチへ複製可能です
スイッチ複製(コピー)機能は、すべてのポートレベルおよび一部のスイッチレベルの設定を複製元スイッチから別のスイッチにコピーするように設計されています。
この機能が利用できるコピー元、コピー先スイッチの条件は以下のとおりです。
- MS210/225 の設定 を MS250にコピーする場合を除き、コピー元とコピー先スイッチが同じモデルであること
- 同じモデルで、且つポートの数が同じであること
- コピー元、コピー先どちらのスイッチもスタックのメンバーでないこと
API でも ダッシュボードと同等の機能が提供されています。
注:コピー先のスイッチがオンラインの場合、コピーによる設定変更は即座に反映されます
このプロセスの一環としてコピーされないスイッチレベルの設定がいくつかありますので、ご考慮ください:
- 管理用IP
- スイッチ名
- レイヤー3の設定(例:インターフェース、DHCP、マルチキャスト、OSPF)
これらの設定をコピーする必要がある場合は、以下の手順を実行後に手動でコピーして入力する必要があります。
複製手順
複製機能ではコピー元の 1 台のスイッチにある設定を複数のスイッチにコピーできます。下記のスクリーンショットでは "MS120-24-1" のスイッチ設定を ""MS120-24-2" にコピーします。
複製を実行すると元に戻すことができません。
スイッチ一覧ではコピー”先”のスイッチを選択し、編集 > 複製 をクリックした後にコピー"元"のスイッチを選択してください。
以前のダッシュボード UI
- スイッチ > スイッチ へ移動し、コピー先のスイッチを選択する(複数可)
- 左上の編集 から "複製" を選択する
- コピー元のスイッチの名前あるいはMACアドレスを入力する
- ”複製" をクリックする
新しいダッシュボード UI
以下の例のスクリーンショットでは、MS250-48FP- SW1がソースで、MS250-48FP- SW2がコピー先です。
-
「スイッチ > スイッチ」に移動し、対象のスイッチ(または複数のスイッチ)の隣のチェックボックスをクリックしてください。
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複製を選択します。
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対象スイッチが参照するソーススイッチの名前を入力し、それを選択してください。
-
ソースから対象スイッチ(複数可)へ設定をコピーするには、複製をクリックします。
複製される設定
スイッチレベルの設定
STP ブリッジプライオリティ (スイッチ > スイッチ設定)
ポートミラーリング
ポートレベルの設定
以下の設定がコピー元のスイッチから引き継がれます
- ポート名
- ポートタグ
- ポートステータス(有効/無効)
- RSTP (有効/無効)
- STP ガード
- PoE (有効/無効)
- リンク速度
- ポートスケジュール(アクセスポートのみ)
- タイプ (Trunk/Access)
- Adaptive Policy Group
- Adaptive Policy Peer SGT Configuration
- アクセスポリシー (アクセスポートのみ)
- コピー元のアクセスポリシーがコピー先のネットワークに存在しない場合は無視されます
- MAC 許可リスト (アクセスポートのみ)
- 許可済み MAC アドレス (アクセスポートのみ)
- Sticky MAC 許可リスト (アクセスポートのみ)
- リストサイズ制限 (アクセスポートのみ)
- ネイティブVLAN (トランクポートのみ)
- 許可 VLAN (トランクポートのみ)
- VLAN ID(アクセスポートのみ)
- Voice VLAN (アクセスポートのみ)
注: PoE 非対応スイッチから PoE 対応スイッチに設定をコピーした場合、コピー先スイッチのPoE設定は "無効" になります。
スイッチネットワークが設定テンプレートに紐づいている場合
設定テンプレートに紐づいているスイッチネットワークではこの機能は利用できません。こちらのドキュメントでテンプレートに紐づいている場合の設定複製手順について解説しています。