IPsec VPN 越しの BGP ルーティング
このドキュメントは原文を 2025年09月17日付けで翻訳したものです。
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IPsec VPN 越しの BGP ルーティング
Meraki セキュリティ アプライアンスで、IPsec VPN トンネル越しの BGP ピアリングを有効化できます。これにより、IPsec VPN ピア間の回復性と冗長性を有効化できることに加えて、Auto VPN と IPsec VPN ピア間のルーティングなど、新しい動的ルーティングのソリューションが可能になります。
前提条件
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IKEv2 の設定が必要です。
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MX 19.1.4 以降のリリースである必要があります。
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MX および MX 19.1 以降のファームウェアをサポートする Z4/C プラットフォームが必要です。
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BGP - VPN ファイアウォールで TCP ポート 179 を許可してください。
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BGP を有効にしてください。
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BGP ネイバーで BGP マルチホップを有効にしてください。
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IPsec VPN ピアがルートベース VPN をサポートしている必要があります。
- テンプレート ネットワークでは BGP はサポートされないため、非テンプレート ネットワークである必要があります。
IPsec 越しの eBGP の設定
IPsec VPN ピアを追加すると、[ルーティング] で 静的 と 動的 を選択できます。動的 を選択すると、次の設定オプションが表示されます。
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BGP ピアは セキュリティ & SD-WAN > ルーティング ページでグレーアウトして表示され、ピアは サイト間 VPN ページから削除した場合にのみ削除できます。
接続の検証
eBGP のピア関係が確立される前に IPsec トンネルが確立されます。そのため、BGP ネイバー関係を検証するには、まず IPsec トンネルがアップしていることを確認してください。セキュリティ & SD-WAN > VPN ステータス – 非 Meraki VPN タブに移動して確認できます。
ここで IPsec トンネルのステータスを確認できます。
VPN ステータス インジケータ |
意味 |
緑 |
フェーズ 1 とフェーズ 2 はアップです。 |
黄 |
フェーズ 1 はアップですが、フェーズ 2 はダウンです。 |
赤 |
フェーズ 1 とフェーズ 2 はどちらもダウンです。 |
緑のインジケータは IPsec トンネルがアップしていることを意味します。
ダイナミック プロトコル ステータス ページに移動して、リモート ピアとの eBGP ピアリングがアップしているかを確認します。ピア ステータスが Established の場合、BGP ネイバー関係がアクティブであることを示します。“Routes” 列には、BGP ネイバーから学習したルート数が表示されます。
学習した具体的なルートは セキュリティ & SD-WAN > 監視 > ルート テーブル ページで確認できます。
パススルー MX デバイスで設定された静的ローカル ルートは、IPsec 越しの eBGP ピアへはエクスポートされません。