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Cisco Meraki

システムマネージャーのトラブルシューティング、ログ取得

このドキュメントではシステムマネージャー上の一般的な事象・問題に対応するための基本的なトラブルシューティング手法について説明しています。

また、より複雑な事象・問題が発生した際に役立つツールも紹介しています。  

 

初めに

システムマネージャーで問題が発生した場合、通常、最初のステップは、問題が発生しているデバイスを確認することです。 デバイスページに表示されているログに問題が表示され、対応方法を確認できることがあります。

 

ダッシュボード上で確認できるログ  

システムマネージャー > デバイスで対象のデバイスをクリックし、”デバイスの詳細ページ" を確認します。ここでは主に以下のようなデータやログを確認できます。

Devices-Meraki-Dashboard (1).png
    • デバイス名や、モデル、シリアル番号、タグなど
  • OS
  • セキュリティ
    • パスコードや、GPSの設定有無等
  • 管理
    • アプリやプロファイルの更新状況
    • DEPや監視モードの登録状況等
  • ストレージ
  • ネットワーク
    • IP アドレスや MAC ドレス
  • オンラインステータス
    • 最終チェックイン時刻

一部データの取得にはシステムマネージャーアプリ/エージェントのインストールが必要です。

 

Devices-Meraki-Dashboard (2).png
  • 制限事項
    • インストール済みのプロファイルによって適用されている制限事項の一覧
  • プロファイル
    • スコープの対象範囲になっているプロファイルの一覧
    • ここから未インストールのプロファイルのインストールが可能
  • アプリ
    • スコープの対象範囲になっているアプリの一覧
    • ここから特定のアプリの削除やアップデート、インストールが可能
Devices-Meraki-Dashboard (3).png
  • イベントログ
    • デバイスへ送信されたコマンドやそれに対するデバイスからの応答
  • 活動ログ (Activity Log)
    • 最近デバイス上で実行された操作と、その完了状態、およびそれに関連するエラーメッセージ
      • これらのコマンドの 1 つまたは複数でエラーが発生した場合、エラーテキストがハイパーリンクとしてステータス列に表示され、リンク先では関連するエラーコードを含むエラーの全文がポップアップで表示されます。

 

クライアント側のログ

ダッシュボード側でのログ取得で調査が進展しなかった場合、デバイスに保存されているローカルなログを確認します。

このログの大部分は一時的にしか利用できないので、事象を再現する、あるいは発生する前にログの取得を開始することが推奨されます。これらのログをキャプチャしたら、すぐに保存/エクスポートするようにしてください。

iOS  

デバイス側のログは、トラブルシューティングの際にデバイスのローカルな挙動を把握するのに非常に有効です。収集できるログには、console logと完全な sysdiagnose log の 2 種類があります。 

ログの取得中は常に事象/動作を再現するようにしてください。 可能であれば、事象や動作が発生したタイムスタンプを記録し、Meraki Support にログを提出するときにこの情報を追記してください。 

Apple Configurator を使用したログ取得 (console log)

macOS のApple Configurator を使って、iOS デバイスのconsole log を取得する方法を説明します。 iOS デバイスのログはトラブルシューティングに非常に有効で、技術的な場面で確認が必要になることがあります。

1. macOS デバイスに Apple Configurator 2 をインストールし起動します

Screen Shot 2018-06-27 at 9.16.28 AM.png

2. 調査対象の iOS デバイスを USB ケーブルを使用して Apple Configurator 2 を起動している mac OS デバイスに接続する。このとき iOS デバイス側で ポップアップが表示された場合は”信頼”をタップします

 

3. Apple Configurator が自動的に接続された iOS デバイスを検知し、表示します。調査対象のデバイスをダブルクリックすします

スクリーンショット 2022-04-06 12.15.07.jpeg

 

4. 左側のサイドバー内にある”コンソール”をクリックします 
スクリーンショット 2022-04-06 12.15.39.jpeg

 

5. この段階で iOS デバイス上で事象を再現させます。発生中のイベント等がログファイルに保存されます。

6. 事象再現中のログを取得後、右下の保存をクリックするとファイルとして内容を確認することができるようになります。 

スクリーンショット 2022-04-06 12.15.52.jpeg

このログファイル内では以下の一般的な MDM プロセスについて確認します。

  • mdmd (iOS のMDMデーモン)
  • Meraki MDM (システムマネージャーアプリのプロセス)
  • profiled (プロファイルのインストールや管理を司るデーモン)

Sysdiagnose log  

Sysdiagnoseは、さらに詳細な情報が含まれるログで、より複雑なトラブルシューティングに有用です。 Apple は、このログ取得をすべての Apple 開発者に対して開放しています。無料または有料の Apple Developer アカウントを作成した後、sysdiagnose (Unredacted) ツールを使用して、macOS と Windows デバイスの両方を使用してこれらのログを収集するか、あるいは iOS デバイス自体から直接取得することが可能です。

Android でのログ取得

1. 開発者向けオプションとUSBデバッグを有効にする

メーカーによって手順が異なる場合がありますので事前にご確認ください。(以下は Pixel5/Android12 における手順です)

  1. 設定 > デバイス情報 をタップし、 "ビルド番号" を 7 回連続でタップします
  2. 設定に戻り、システム > 開発者向けオプションをタップします
  3. 開発者向けオプションの使用を有効にし”USBデバッグ”を有効にします 
USB デバッグログの取得

一部の手順はOSやデバイスのメーカーによって異なる場合があります。取得したログファイル内で "fatal exception" で検索すると調査に有用な情報が確認できます。

以下のプロセスは、コンピュータメーカー、エンドデバイスメーカー、およびAndroid Studio / ADBのバージョンによって異なる場合があります。これはガイドとして使用することを意図していますが、特定のバリエーションが存在する可能性があり、デバイスメーカーからのサポートが必要になる場合があります。以下のいずれの方法でも認識されない場合は、以下の項目を確認することをお勧めします。

  • USB デバッグが有効になっていること
  • 別の USB ケーブルで接続する。特にサムスン製デバイスの場合メーカー製のUSBケーブルもお試しください。)
  • PC の他のUSB ポートに接続する(USB バージョンによって動作が異なる場合があるため)
  • Android Studio/ADB が最新版であること
  • デバイスの USB ドライバーが最新版であること
Android Studio で取得

コマンドラインツールの使い方が不明な場合、Android Studio の Logcat を使用してソフトウェア上でログを取得することができます。

  1. Android Studio をインストールします
  2. インストール後 Android Studio を起動します
  3. "New Project" をクリックして新規プロジェクトを作成します
    スクリーンショット-2022-04-07-110531-png-780×258- (1).png
  4. 次の画面で "No Activity" を選択し Next をクリックします
    スクリーンショット-2022-04-07-110820-png-899×647-.png
  5. 任意のプロジェクト名を設定し、"Finish" をクリックします(そのまま Finish でも可)
    スクリーンショット-2022-04-07-110843-png-898×647-.png
  6. PC に調査対象の Android デバイスを USB 接続し、Android Studio 上に表示されたことを確認します
    スクリーンショット-2022-04-07-111949-png-601×179-.png
  7. 画面左下にある "Logcat" をクリックします
    スクリーンショット-2022-04-07-112023-png-887×271-.png
  8. Logcat ペインに表示されたログをすべてコピーしてテキストファイル等に貼り付けて保存します
    ※あるいはこちらのドキュメントを参照して保存してください
ADB で取得 (コマンドラインツール)
  1. Android SDK をインストールします
    • Android Studio をインストールすると自動的に ADB もインストールされます
    • Android Studio が不要の場合こちらからインストールできます
  2. コマンドプロンプトや、ターミナルから、"platform-tools" フォルダ(ディレクトリ)まで移動します
    • デフォルトでは以下に存在しています
    • Windows: C:\Users\[username]\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools
    • macOS: ~/Library/Android/sdk/platform-tools
  3. Android Enterprise 関連のログを出力するいは、フォルダ内の "adb" を以下の引数、オプションとともに実行します
    • Windows: C:\Users\[username]\AppData\Local\Android\sdk\platform-tools> adb logcat -G 32M; adb shell setprop persist.log.tag.dpcsupport VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.Finsky VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.Auth VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.PackageManager VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.JobScheduler VERBOSE
    • macOS: $ ./adb logcat -G 32M; adb shell setprop persist.log.tag.dpcsupport VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.Finsky VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.Auth VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.PackageManager VERBOSE; adb shell setprop persist.log.tag.JobScheduler VERBOSE

出力された内容を保存するには -f ファイル名 をコマンドに追加するか、adb logcat [commands] > ./androidlogs.log のようにパイプにより保存してください

 Screen Shot 2016-04-07 at 1.30.54 PM.png

macOS 

システムマネージャーエージェントのログは、/var/log/m_agent.log ファイルに格納されています。

Console Logは、システムイベント、ダイアログテキスト、エラー、ステータス、およびその他の通信を扱います。  MacOSでこれらのログを収集するには、「コンソール」アプリケーション(/System/Applications/Utilities/Console.app)を使用します。"start" をクリックしてログの収集を開始し、問題を再現した後、"pause" をクリックしてログ取得を停止します。

デバイスから既存のログを収集するには、sysdiagnoseコマンドを実行する必要があります。

sudo sysdiagnose

sysdiagnose の実行が終了すると、Finder ウィンドウが開き、ログファイルの場所(/private/var/tmp/)が表示されます。このアーカイブファイルを展開すると、コンソールアプリケーションで開くことができるシステムログファイル "system_logs.logarchive" を含む、いくつかのファイルが現れます。

メッセージの主な内容は以下の通りです。

mdmclient: macOS上のMDM管理デーモン
検索バーに「mdmclient」と入力し、検索方法として「プロセス」を選択することで、ログファイルに対してフィルタリングを行うことができます。

Screen Shot 2022-03-17 at 5.34.29 PM.png

Windows 

システムマネージャーエージェントのログは、C:\Windows\magent_service.logに記録されます。

システムログは、イベントビューアのWindows Logs/Application and Services/Microsoft/Windows/DeviceManagement-Enterprise-Diagnostics-Provider/Admin に表示されます。

ログからトラブルシューティングを実施

以下の表は一般的に表示されることがあるエラーメッセージを OS 別にまとめたものです。

OS(s)

エラーコード

エラー本文 原因/理由 対応策 注意事項
iOS/MacOS   Profile Installation Failed: An SSL Error has occurred and a secure connection to the server cannot be made. プロキシー等がプロファイルペイロードを含んだトラフィックを制限しています クライアントをトラフィック制御の対象から外す  
iOS 1000

Domain: MCProfileErrorDomain
A user with the identifier “[UUID]” could not be found

ほとんどの場合、デバイスに割り当てられたオーナーが ASM グループのメンバーでないことが原因です。

ユーザー/オーナーを正しい ASM グループに割り当てる  
iOS 1006 Profile could not be decrypted デバイスは暗号化されたペイロードを受け取れたものの、復号できません

DEP 設定を削除する

デバイスを初期化する

iOS をアップデートする

デバイスを DEP に再登録する

 
iOS 2003  Domain: MCPayloadErrorDomain The field “UserName” is invalid. インストールした WiFi プロファイルで EAP 認証に必要な情報が不足しています WiFi プロファイル内のEAP 設定でユーザー名とパスワードが入力されていることを確認する こちらは iOS9 以降の監視モードデバイスが対象です
iOS 4001 Domain: MCInstallation Error プロファイルのインストールに失敗した際に一般的に表示されるエラー プロファイル内の問題と思われる設定を削除する このエラーは、一般にプロファイルをクライアントにインストールできない場合に発生しますが、それ以外の場合、より具体的なエラーメッセージはありません。 この例には、パスコードの変更が許可されていない状態でパスコードのペイロードをプッシュすることや、監視対象の設定を非監視対象のデバイスにプッシュすることなどが含まれます。
iOS 12021 Domain:* MCMDMErrorDomain“ScheduleOSUpdate” is not a valid request type. デバイスが DEP に登録されていないため、OSアップデートコマンドが実行できません デバイスを DEP に登録し、監視モードにする  
iOS 12023 Domain:* MCMDMErrorDomain“ The iTunes Store ID of the application could not be validated.

”利用可能なアプリライセンスがない”ことを示す一般的なエラーメッセージです。主な原因は以下のとおりです。

  • ユーザーの Apple ID に紐づけている有料アプリでライセンスが不足している
  • Apple IDが登録されていないデバイスに無料アプリがプッシュされたが、Apple ID のログインが無効になっている
  • アプリと対応するライセンスの不一致(アプリのエディションが異なる等) 
  • ライセンスの適用が遅延している
  • App ストアでユーザーライセンスを購入するか、VPP でライセンスを送信する
  • デバイス単位のライセンス割り当てに変更するか、ユーザーに Apple ID へのログインを許可する
  • アプリと購入したライセンスの App ID を比較確認する
  • アプリの再インストールを実行する
 
iOS 12026 Domain:* MCMDMErrorDomain“ The app “com.generic.app” is already scheduled for management. このアプリはすでにクライアントのインストールキューに入っています。 一般的に、このエラーは無視しても問題ありません。 インストールされるまで待機する アプリがインストールされない場合、installdプロセスからのメッセージを探します。
iOS 12064 Domain: MCMDMErrorDomain License for app "X” could not be found. デバイスでアプリライセンスが利用不可能 対象のアプリのインストール対象から一旦外して、再度追加する このメッセージは、VPP でデバイス割り当てで設定している場合にのみ表示されます。
iOS, MacOS   'Error - Activation Lock Bypass code not found with Apple. Is activation lock already disabled?' アクティベーションロックバイパス のコマンドが Apple サーバー側で既に認識されている

デバイスを再起動し、WiFi へ接続して 10 秒待機する。

その後セットアップアシスタント再実行する

この手順がうまくいかない場合は、Appleに連絡してアクティベーションロックの解除を依頼してください。
iOS   Error - License for app "com.generic.app" could not be found
  • VPP ライセンスプールから利用可能なライセンスが確認できなかった
  • アプリのライセンスがデバイス割り当てに対応していない
  • ライセンスを追加で購入するか、インストールするデバイスを減らす
  • アプリの開発者に問い合わせ、デバイス割り当てを有効にしてもらう
 
MacOS/Windows Agent curl error 5  

プロキシを解決できませんでした。指定されたプロキシホストを解決できない

通常、これは上流で接続が拒否されていることを意味します。

ダッシュボード宛の TCP 993 の通信を開放する このエラーは、ダッシュボードの残りのライセンスがないことを意味する場合もありますので、ダッシュボードのライセンス制限に達していないかどうか確認してください。
MacOS/Windows Agent curl error 6  

ホストを解決できませんでした。指定されたリモートホストは解決されない

通常、これはトラフィックを操作しようとしているデバイスが存在することを示します(SSL Intercept Proxyなど)。
デバイスあるいはトラフィックを開放する(デバイス上で) TCP993はIMAPSポートでもあるため、データストリームを操作しているデバイスを探す場合は、メールフィルタリングシステムやローカルアンチウイルスシステムも確認することが重要です。
MacOS/Windows Agent curl error 7 or curl error 60   デバイスが https://cf.meraki.com にアクセスして設定を取得しようとしているときに表示されます。 左記 URL に対するHTTPS 通信を許可する  
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