Merakiライセンスに関するFAQ
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ライセンスに関する一般的なFAQ
Merakiライセンスはどのように付与されますか。
Merakiデバイスは、一元化された管理と制御のためにMerakiクラウドを使用します。Merakiクラウドは「デバイスごとに年単位」でライセンスが付与されます。各デバイスには、有効期限までの一定期間のライセンスが付与されます。
Co-terminationモデルとPer-Device Licensingモデルの違いは何ですか。
Merakiは、主に、Per-Device Licensing(PDL)とCo-terminationライセンス(Co-term)という2タイプのライセンス モデルをサポートしています。2つのモデル間の類似点と相違点の詳細については、Merakiライセンス モデルに関するドキュメントを参照してください。
1つのオーガナイゼーションで、Co-terminationライセンス モデルとPer-Device Licensingモデルを組み合わせることはできますか。
いいえ。ライセンスはオーガナイゼーション単位で処理されます。オーガナイゼーションごとに1つのライセンス モデルのみを所有できます。デフォルトでは、オーガナイゼーションはCo-terminationモデルを使用しますが、管理者はPer-Deviceモデルを選択できます。
Enterprise Cloudライセンスはいくらですか。
ライセンスの価格は製品ラインごとに異なります。たとえば、1年のワイヤレス ライセンスの定価は$150で、3年のスイッチ ライセンスの定価は$400です。さまざまなライセンス期間が用意されています(1日、1年、3年、5年、7年、10年)。
Enterprise Cloudライセンスの購入方法を教えてください。
認定Merakiパートナーまたはリセラーからライセンスを購入できます。
新しいハードウェアを購入するたびに追加のライセンスを購入する必要がありますか。
いいえ。ライセンスはハードウェアとは別に販売されています。たとえば、ワイヤレスAPにはモデル固有のライセンスがないため、新しいライセンスを購入せずにMR18からMR33にアップグレードできます。
注記: 一部のMeraki MXセキュリティ アプライアンスはライセンス変換に適しています。詳細については、Merakiサポートにお問い合わせください。
Merakiハードウェアのそれぞれについてライセンスを所有する必要がありますか。
はい。すべてのMerakiハードウェア コンポーネントは、管理のためにクラウド ライセンスが必要となります。ライセンスのないMerakiハードウェアはトラフィックを通過させることができません。
異なるライセンス階層やエディションはありますか。
スイッチ、ワイヤレス、カメラ、およびシステム マネージャ製品ラインのライセンス階層はEnterpriseのみです。セキュリティ/SD-WANアプライアンス製品ラインには、Enterprise、Advanced Security、Secure SD-WAN Plusの3つの階層があります。これらについては、こちらを参照してください。Meraki Insightには4つの階層、Small、Medium、Large、X-Largeがあります。詳細については、こちらを参照してください。
異なるMeraki製品ライン(ワイヤレス、スイッチ、セキュリティ アプライアンスなど)ではライセンスはどのように異なりますか。
一般に、すべてのMeraki製品は同一のライセンス モデルに準拠しています。製品ライン間の主な相違点は、すべてのワイヤレス アクセス ポイント(MRシリーズ)とカメラ製品(MV)では、すべてのハードウェア モデルでライセンスが同一ですが、スイッチ(MSシリーズ)とセキュリティ アプライアンス製品(MXシリーズ)では、ハードウェア モデルごとにライセンスが異なることです。例:LIC-ENT-1YR(1年間のEnterprise MRライセンス)は、すべてのMRアクセス ポイントに適用されます。LIC-MS220-24-1YR(1年間のEnterprise MS220-24ライセンス)は、MS220-24モデルに適用されます。LIC-ENT-MX64-1YR(1年間のEnterprise MX64ライセンス)は、MX64に適用されます。MIの場合は、モニタリングする必要があるスループットの量とMXによって決まるサイジング モデルです。詳細については、こちらを参照してください。SMは、SMネットワークに登録されているデバイス数に基づいてライセンスが付与されます。
Advanced SecurityまたはSecure SD-WAN PlusのライセンスはZシリーズ デバイスで使用できますか。
Advanced SecurityとSecure SD-WAN Plusのライセンスおよび機能は、現在、MXデバイスでのみ使用可能です。Zシリーズ デバイスおよび他のMerakiシリーズのデバイスでは使用できません。
Advanced SecurityライセンスのMXとEnterpriseライセンスのMXを1つのオーガナイゼーションに適用できますか。
いいえ。1つのオーガナイゼーションのすべてのライセンスは、Secure SD-WAN Plus、Advanced Security、またはEnterprise(MX)のいずれかのエディションで構成する必要があります。
サポートはライセンスにどのように関係していますか。
Merakiライセンスには、エンタープライズ クラスのサポートが含まれています。
ハードウェア保証はライセンスとどのように関係していますか。
ハードウェアの保証はライセンスではなく、ハードウェア ユニットに関連付けられています。ライフタイム保証が付属しているハードウェア(MR24など)は、ハードウェアの耐用期間全体にわたって保証されます。期限付き保証が付属しているハードウェアの場合、たとえば1年保証では、ライセンスに関係なく1年間保証されます。
EnterprisからAdvanced SecurityまたはSecure SD-WAN Plus(MXのみ)にアップグレードできますか。
- ダッシュボード オーガナイゼーションで稼働するすべてのデバイスを対象に含め、Advanced SecurityまたはSecure SD-WAN Plusのキーを購入して、それを更新としてアカウントに適用できます。
- 電話または電子メール(licensing@meraki.com)でCisco Merakiサポート チームに連絡して、オーガナイゼーションをAdvanced SecurityまたはSecure SD-WAN Plusにアップグレードするように依頼することもできます。
- EnterpriseとAdvanced SecurityまたはSecure SD-WAN Plusとのコストの比率に応じて、キーが調整されます。
- Cisco Merakiサポートに依頼した場合、このプロセスは元に戻すことができない点に注意してください。
注記:過去30日以内に不適切なライセンス キー エディションが購入されている場合、Cisco Merakiチームはキーをアップグレード/ダウングレードしません。当該キーを返品し、正しいキーを再注文する必要があります。
オーガナイゼーションをSecure SD-WAN PlusまたはAdvanced SecurityからEnterpriseにダウングレードできますか。
はい。オーガナイゼーション内のすべてのデバイスを対象に、Enterprise更新キーを購入して適用できます。これにより、オーガナイゼーションはEnterprise状態に戻ります。 電話または電子メール(licensing@meraki.com)でMerakiサポートに連絡し、オーガナイゼーションのライセンスのダウンロードを依頼することもできます。ダウングレードした場合、ダウングレード元のライセンス キーに残っている時間は追加されません。このプロセスは元に戻せません。
異なるライセンス階層やエディションはありますか。
A:ワイヤレスとスイッチ製品ラインのライセンス階層はEnterpriseのみです。MX製品ラインには、Enterprise、Advanced Security、Secure SD-WAN Plusの3つの階層があります。
二次流通市場で購入した中古ハードウェアに対して新しいライセンスを購入できますか。
A:はい、可能です。ただし、譲り受けたり、中古で手にれたデバイスについては一部制限があります。中古購入あるいは譲渡された Cisco Meraki デバイスの取り扱いについて にて詳細をご確認いただけます。
Warm Spare設定のセキュリティ アプライアンス用に重複するライセンスが必要ですか。
A:いいえ。2台のセキュリティ アプライアンスがWarm Spare/HA設定の場合、いずれか1台のデバイスにのみライセンスが必要となります。Warm Spare設定での唯一の追加コストは、冗長ハードウェアです。 Warm Spare/HA設定のスイッチには2つの個別のライセンスが必要です。
Co-terminationライセンスに関するFAQ
オーガナイゼーション間でライセンスを移行できますか。
A:はい、できます。
Co-terminationライセンス モデルでは、直近7日以内にオーガナイゼーションに適用されたライセンスであれば、別のオーガナイゼーションに再適用できます。詳細については、この記事を参照してください。
ライセンス期間の途中でデバイスを追加する場合はどのようになりますか。
A:Merakiは、1年、3年、5年、7年、10年のライセンスを販売していますが、日割りのライセンスは販売していません。既存のアカウントにライセンスを追加すると、アカウントの追加時間が計算され、それに応じて、すべてのデバイスで同一終了の更新日が延長されます。
たとえば、当初、10台のAPに対して1年ライセンスを購入し、ライセンス期間が4か月経過したところで、
1年ライセンスの6台のAPを追加するとします。余剰クレジットとして、4*6=24 AP
(月)が発生します。それらの24 AP(月)が新しい16 APネットワークに自動的に適用されます。したがって、
24 / 16 = 1.5か月が追加されます。
このように、アカウントの同一終了の更新日は統一されるため、更新日が複数存在する場合のような混乱を避けることができます。 新しいライセンスが同一終了日にどのように影響するかを予測するには、License Calculatorを参照してください。
Co-terminationオーガナイゼーションのライセンス状態の例を教えてください。
A:以下のスクリーンショットは、さまざまなMeraki製品を使用しているお客様の例を示しています。3種類の製品に対して異なる日付の3種類のライセンスが適用されています。しかし、有効期限は1つだけです。
Co-terminationライセンスが期限切れになるとどうなりますか。
A:認定Merakiパートナーから更新を購入できます。更新しない場合は、Merakiクラウドを使用してデバイスを管理できなくなり、Merakiネットワーク デバイスは機能しなくなります。つまり、Merakiネットワーク機器を設定したり変更したりできなくなり、Merakiネットワーク製品を介してインターネットにトラフィックを送信することもできなくなります。システム マネージャー ネットワークでは、デバイスの登録や、現在登録されているデバイスの設定変更ができなくなります。
どのライセンスを更新すべきかは、どのようにしてわかりますか。
A: Cisco Merakiライセンスは、同一日に期限切れとなります。つまり、デバイス タイプとライセンスの制限に基づいて、すべてのライセンスの終了日が平均化されます。有効期限が同一となるため、ライセンスが個別に期限切れになることはありません。
ライセンスを更新する方法を教えてください。
A: 更新を適用するには、現在のオーガナイゼーション内のすべてのデバイスを数年間にわたってカバーするライセンス キーを1つ購入することをお勧めします。ライセンス キーを更新として適用すると、オーガナイゼーションのライセンスがその年数分だけ延長されます。
ライセンス キーが更新として適用されると、オーガナイゼーションのライセンス状態は、そのライセンス キーのデバイス数に一致するように更新されます。たとえば、AP 5台分のライセンスを所有するオーガナイゼーションが、AP 2台分のライセンスを更新として適用した場合、そのオーガナイゼーションにはAP 2台分のライセンスのみが付与されます。この場合、3台のAPがライセンス制限を超えるため、準拠違反となります。
ライセンスが期限切れになる前に通知されますか。
A:はい。アカウントに登録されている管理者に対し、アカウントの有効期限の30日前に、ライセンス延長の手順を示す通知が送信されます。さらに、アカウントの有効期限の3日前に別の電子メールが送信されます。また、この期間中は、Merakiダッシュボードにアカウント有効期限のバナーが表示されます。
デバイス制限を超えた場合、アカウントが遮断される前に通知されますか。
A:はい。デバイス数がクラウド ライセンスを超えている場合は、アカウントに登録されている管理者に、アカウントの有効期限の30日前に、ライセンス購入の手順を示す通知が送信されます。
「ライセンス切れ」とはどのような意味ですか。
A:「ライセンス切れ」とは、オーガナイゼーションの(1)クラウド ライセンスが期限切れであるか、(2)ハードウェア デバイス数がクラウド ライセンス数を超えている状態であることを指しています。ライセンス切れになったオーガナイゼーションは無効化されます。Meraki製品を機能させ、これらの製品をMerakiクラウドを使用して管理できるようにするには、ライセンスの更新または追加が必要です。
アカウントが期限切れになった後、再び有効にできる期間はどのくらいですか。
A:期限切れになったアカウントは、必要な数の有効ライセンスを追加すれば、いつでも再有効化できます。アカウントが期限切れになると、製品は機能しなくなることに注意してください。
Per-Device Licensingに関するFAQ
新しいライセンス モデルの詳細については、Per-Device Licensingの概要に関するドキュメントを参照してください。
オーガナイゼーション間でライセンスを移行できますか。
はい。オーガナイゼーションの読み取り/書き込み権限を持つ管理者が、あるオーガナイゼーションから別のオーガナイゼーションにデバイスを移行すると、それらのデバイスに付随するライセンスも一緒に移行されます。
Per-Device Licensingへの変換に関して制限はありますか。
SM FreeまたはSM Legacyを使用しているオーガナイゼーションは、Per-Device Licensingに変換できません。
アクティブな無料トライアルを使用しているオーガナイゼーションは変換可能ですが、変換後は無料トライアルは利用できなくなります。
ライセンス切れの場合はどうなりますか。
認定Merakiパートナーから更新を購入できます。更新しない場合は、Merakiクラウドを使用してデバイスを管理できなくなり、Merakiネットワーク デバイスは機能しなくなります。つまり、Merakiネットワーク デバイスを設定したり変更したりできなくなり、Merakiネットワーク製品を介してトラフィックを送信することもできなくなります。
Per-Device Licensingモデルでは、このことは期限切れの個々のデバイスにのみ当てはまります。 システム マネージャー ネットワークでは、デバイスの登録や、現在登録されているデバイスの設定変更ができなくなります。
どのライセンスを更新すべきかは、どのようにしてわかりますか。
Per-Device Licensingモデルでは、オーガナイゼーション全体で単一の同一終了日を設けるのではなく、各デバイスが個別に期限切れになります。すべてのデバイスの有効期限は、「Inventory/Device(インベントリ/デバイス)」リスト ページおよびデバイスの詳細ページにリストされます。また、間近な有効期限と関連付けられたデバイスのリストを表示することもできます。ダッシュボードを使用して、どのライセンスを更新する必要があるか計算し、認定Merakiパートナーまたはリセラーに提示するための部品表を生成できます。
ライセンスを更新する方法を教えてください。
ライセンスを更新するには、ライセンスを購入して、更新するデバイスに割り当てます。ライセンスの更新は、製品ラインに応じて、1日、1年、3年、5年、7年、10年単位で行うことができます。
Warm Spare設定では、セキュリティ アプライアンス用に重複するライセンスが必要ですか。
いいえ。2台のセキュリティ アプライアンスがWarm Spare/HA設定の場合、いずれか1台のデバイスにのみライセンスが必要となります。Warm Spare設定での唯一の追加コストは、冗長ハードウェアです。 Warm Spare/HA設定のスイッチには2つの個別のライセンスが必要です。
ライセンスはいつから消費(カウント)され始めますか。
ライセンスは次の2つにいずれかに該当する場合に消費され始めます。
- お客様がライセンスをデバイスに関連付けた
- ライセンスを購入後90日が経過したが、ライセンスが未登録である
インベントリ内のデバイスにはライセンスが必要ですか。
いいえ。ネットワーク内のアクティブなデバイスのみ、ライセンスが必要です。
ライセンスがスペア デバイスに移行された後、故障したデバイスを引き続きRMAで対応してもらうことはできますか。
はい。 ハードウェア保証はライセンスとは分離されています。
あるデバイスから別のデバイスにライセンスを割り当てることはできますか。
はい。同じデバイス モデルであり、割り当て先のデバイスに他のライセンスが適用されていなければ割り当てることができます。 既に消費中のライセンスを別の消費中のライセンスに上乗せすることはできません。