ネットワークとオーガナイゼーションの複製方法

このドキュメントは原文を 2023 年 05 月 8 日付けで翻訳したものです。

最新の情報は原文をご確認ください。

ネットワークの複製

ネットワークを新規に作成する際、既存のネットワークから設定を複製することが可能です。これにより、Netflow および、固定 IP などのデバイス固有の設定を除いて、既存のネットワークからすべての設定がコピーされます。

オーガナイゼーションに複数のネットワークが存在する場合、既存のMXまたはMRネットワークの設定を別ネットワークにコピーすることが可能です。MXにおいては、トラフィックシェーピングとコンテンツ/セキュリティフィルタリング（脅威からの保護）の設定をコピーすることが可能です。

注 : 設定の同期は、“統合ネットワーク”と“設定テンプレートに紐づけられたネットワーク”では実行できません。

Step1 オーガナイゼーション＞設定の同期へ移動

グラフィカルユーザーインターフェイス, アプリケーション

自動的に生成された説明

Step2 ソースネットワーク(複製元)をドロップダウンリストから、ターゲットネットワーク（複製先）のネットワークをボックスから選択します。

Step3各ネットワーク選択後、個別のSSID、ネットワーク全体の設定、クライアントのホワイトリスト/ブロックリストなどの設定が表示されます。各項目の“コピー”をクリックすることで設定がもう一方のネットワークに反映することが可能です。

注: これにより、ネットワーク名やクライアント名が変更されることはありません。

既存のネットワークから複製を行う際、新規作成されるネットワークには、デフォルトのファームウェアと複製元のネットワークにて動作しているバージョンのうち、より新しい方を適用し、最新のデフォルト/推奨バージョンより古いファームウェアを持つネットワークが作成されることを防ぎます。

例）現在のデフォルトファームウェアのバージョンがMR 22.17の時：

1) 複製元ネットワークでMR 22.14が動作している場合

⇒新しいネットワークではMR 22.17（デフォルト）を適用する。

2) 複製元ネットワークでMR23.4が動作している場合

⇒新しいネットワークはMR23.4（より新しいバージョン）を適用する。

マネージドサービスプロバイダ (MSP) は、ダッシュボードにて、複数のオーガナイゼーションを同時に管理し、それぞれのオーガナイゼーションで管理するライセンス、デバイスを分けることが可能です。

またMSPの場合、設定テンプレートやブランディング機能を活用することで、簡単にオーガナイゼーションに新たなネットワークを追加することが可能です。

MSPが既存のオーガナイゼーションと同じ管理者、設定テンプレート、ブランディングなどを持つ新しいオーガナイゼーションを作りたい場合、古いオーガナイゼーションから新しいオーガナイゼーションを複製することができます。

ここではオーガナイゼーションの複製方法と、既存オーガナイゼーションからコピーされるもの/されないものに関して説明します。

オーガナイゼーションの複製はMSPの新規顧客環境の展開に有用ですが、一部設定は既存のオーガナイゼーション、ネットワークからコピーされないため、全く同じオーガナイゼーションを作成することはできません。

オーガナイゼーション複製時、既存オーガナイゼーションからコピーされる内容は以下の通りです：

ライセンスとデバイスは複製時にコピーされません。

新規オーガナイゼーションは、上記項目以外は固有の設定となり、ライセンスキー/デバイスが必要となります。

オーガナイゼーションの複製はMSPポータルが有効化されている場合にのみ行うことができます。詳しくは、MSPポータルのドキュメントをご参照ください。

オーガナイゼーションの複製手順は以下の通りです。

オーガナイゼーションが作成後、ネットワーク作成、ライセンスを追加してください。

MSPの機能、ダッシュボードの管理全般については、以下の記事をご参照ください：