Meraki と Cisco Spaces のシームレスな統合
このドキュメントは原文を 2024年10月18日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認ください。
新機能のお知らせ
Meraki ダッシュボードで Cisco Spaces とシームレスに統合できるようになりました。ダッシュボードにて「オーガナイゼーション > 連携」に移動し、 Cisco Spaces のタイルにある「接続する」ボタンをクリックしてください。以下のセットアップガイドを参照し、統合を開始してください。追加の質問については、FAQ セクションを参照してください。
セットアップガイド
Meraki ダッシュボードを通じて Meraki アカウントを Cisco Spaces に接続する方法については、Cisco Spaces セットアップガイドをご参照ください。このガイドには、統合に必要なライセンス要件に関する情報も記載されています。
統合に関する FAQ
Cisco Spaces は、人、モノ、空間をつなぐクラウドプラットフォームです。Cisco のハードウェアやセンサーの力を活用し、建物を安全でスマートかつ持続可能なものにします。
建物をスマートスペースに変える
企業は、自社の物理空間において、人やモノの行動を十分に把握できていないことが多いです。Cisco Spacesは、位置情報を計算し、基盤のネットワークとセンサーからテレメトリー(遠隔測定情報)を取得し、それらの信号をビジネスに活用できるインサイトに変換することで、この物理的な盲点を解決します。また、エンドツーエンドのモニタリングやサポートを備えた、デジタル化ツールキットや SDK、API、ネイティブアプリ、パートナーアプリといった多彩なツールを提供しており、これらのインサイトを行動につなげます。要約すると、Cisco Spaces は、既存の Cisco インフラやサードパーティのセンサーを活用することで、各業界に特化した成果を生み出し、建物をスマートスペースへと変革します。
追加のリソース
Cisco Spaces の詳細: https://spaces.cisco.com/
Cisco Spaces インタラクティブ製品ツアー: https://spaces.cisco.com/spaces-product-tour/
Cisco Spacesエクスペリエンスセンター: https://spaces.cisco.com/experience/
最近の Meraki と Cisco Spaces の発表で何が新しくなりましたか?
Meraki ダッシュボードから Cisco Spaces のオンボーディングを容易にし、Meraki を使用しているお客さまのユーザー体験を向上させるため、以下の機能アップデートが導入されました。
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ネイティブ統合: シンプルでシームレスな新しいフローによって、Meraki ダッシュボード経由で Cisco Spaces との統合を可能にします。
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バンドルライセンス: Meraki Enterprise および Advanced ライセンスに Spaces ライセンスがバンドル化(含有)されます。
新しいシームレスな統合はどのようなもので、どのように構成されますか?
新しいシームレスな統合フローでは、Meraki ダッシュボードと Cisco Spaces のマッピングを確立する際に必要だった複数の手動で行う手順を排除します。これには、API キーやポスト URL を手動でコピーペーストするような操作を含みます。新しい統合では、Meraki ダッシュボードから数回のクリックで統合を開始できるようになります。新しい統合ステップの詳細については、Spaces セットアップガイドを参照してください。
Meraki と Spaces の統合でどのようなデータが連携されますか?
統合により Meraki と Spaces の間で統合後に連携されるデータは以下の通りです
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オーガナイゼーションとすべてのネットワーク情報
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オーガナイゼーション管理者
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フロアプランおよびマップ
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ネットワークデバイス(AP や MVなど)
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SSID 詳細
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スキャニング API サブスクリプション
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MQTT ブローカー
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Wi-FiおよびBLE クライアントやデバイスの位置情報
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クライアントやデバイス詳細
特定のネットワークを統合から除外することはできますか?
はい、管理者は Meraki ダッシュボードでネットワークタグを使用することで、特定のネットワークを Spaces との同期から除外することができます。デフォルトではすべての Meraki ネットワークが Spaces に同期されます。しかし、管理者が Meraki ネットワークに「CiscoSpaces」というタグを追加することで、そのタグが付与されたネットワークのみが Spaces に同期されます。 タグの管理方法については、下記をご参照ください。https://documentation.meraki.com/Gen...g_Network_tags
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統合後に Cisco Spaces から Meraki のどの設定を有効化できますか?
Cisco Spaces は必要に応じて以下の設定を変更することができます。
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ロケーションスキャン用スキャニングAPI
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カメラやセンサー用の MQTT ブローカー
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キャプティブポータルやオープンローミングのSSID 設定
Spaces のデータプライバシーとコンプライアンスに関する情報はどこで確認できますか?
Cisco Spaces データプライバシーシートをご参照ください。
Cisco Spaces を機能させるために、Meraki ネットワークで AP を配置したマップが必要ですか?
AP が配置されたマップは必須ではありませんが、最適なパフォーマンスを発揮し、すべての Spaces 機能を使用するためには、Meraki で AP が配置されたマップを設定することが推奨されます。しかし、AP が配置されたマップがなくても、Spaces のコア分析機能やシームレスなオンボーディング機能は動作します。
Meraki のロケーションとマップに関しては下記の参考情報をご参照ください。
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Meraki ロケーションデプロイメントガイドhttps://documentation.meraki.com/MR/...ent_Guidelines
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Meraki ダッシュボードでのフロアプラン追加方法https://documentation.meraki.com/Gen...p_in_Dashboard
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AP 自動ロケーションガイド https://documentation.meraki.com/MR/...AP_Auto_Locate
統合オプションを使用して新しい Spaces アカウントを作成する場合、Meraki のリージョンは どのようにCisco Spaces のリージョンにマッピングされますか?
Cisco Spaces は Meraki のロジックを使用して Meraki リージョンを検出し、対応した Cisco Spaces リージョンにマッピングします。
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ヨーロッパ > dnaspaces.eu
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インド、アジア太平洋地域 > dnaspaces.sg
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その他の地域 > dnaspaces.io
Meraki オーガナイゼーションと 既存の Cisco Spaces アカウントのリージョンが異なる場合の統合は可能ですか?
いいえ、2024 年 10 月 18 日時点ではリージョンが異なるアカウントの統合はサポートされていません。例えば Meraki Org がアジア太平洋地域でホストされていている場合、アメリカ大陸リージョンに存在する既存の Spaces アカウントと連携することはできません。
ライセンスに関するFAQ
Meraki MR Enterprise および MR Advanced ライセンスに Cisco Spaces は含まれますか?
はい、以下のライセンスがバンドルされています
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MR Enterprise には Spaces Extend が含まれます
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MR Advanced には Spaces Smart Venues が含まれます
これらのライセンスは Meraki Co-Term モデルおよびサブスクリプションモデルの両方でサポートされていますが、Meraki PDL(Per-Device Licensing) モデルではサポートされていません。
MR Enterprise ライセンスに含まれる Spaces Extend ではどのような機能が利用できますか?
MR Enterprise ライセンスでは、以下の Cisco Spaces Extend 機能が利用可能です。
MR Advanced ライセンスに含まれる Spaces Smart Venues ではどのような機能が利用できますか?
MR Advanced ライセンスでは、Cisco Spaces Extend 機能に加えて、以下の Cisco Spaces Smart Venues 機能も利用できます。
MerakiとSpacesのバンドルライセンスを Co-term モデルで使用する際の一般的な例を教えてください。
Meraki MR ライセンスに関する参考情報: https://documentation.meraki.com/Gen..._License_Guide
シナリオ 1 – MR Enterprise が申請済み(有効)の場合:100 MR ENT = 100 Spaces Extend
シナリオ 2 – MR Advanced が申請済み(有効)の場合:100 MR ADV = 100 Spaces Smart Venues
シナリオ 3 – MR ライセンスが申請済み(有効)でない場合:AP10 台に対して 30 日のSpaces トライアル
シナリオ 4 – MR Enterprise が申請済み(有効)で、既に Spaces Extend を使用している場合:100 MR ENT = 100 Spaces Extend に 既存の 100 Spaces Extendが加算され合計 200 Spaces Extend
既に購入済みの Cisco Spaces ライセンスに対しては返金は行われません。
Cisco Spaces ライセンスは 既存の Meraki MR ライセンスにも適用されますか?
はい。すべての有効な Meraki MR Enterprise ライセンスに対しては Cisco Spaces Extend ライセンスが、すべての有効な Meraki MR Advanced ライセンスに対しては Cisco Spaces Smart Venues ライセンスが適用されます。これは、Co-Term モデルおよびサブスクリプションモデルで使用される Meraki MR ライセンスの両方に適用されます。
Meraki MR ライセンスの Cisco Spaces ライセンスバンドルは Meraki PDL(Per-Device Licensing) モデルでサポートされていますか?
いいえ、PDL モデルではサポートされていませんが、Cisco Spacesと統合することで、AP 10台分の Spaces トライアルライセンスを取得することができます。
Meraki MR ライセンスの Cisco Spaces ライセンスバンドルは Enterprise Agreement (サブスクリプションモデル) でサポートされていますか?
MR Enterprise ライセンスや MR Advanced ライセンスが Enterprise Agreement(サブスクリプション) に含まれている場合、対応するCisco Spacesライセンスが付与されます。
Cisco Spaces は Meraki が販売されているすべての地域で利用できますか?
Cisco Spaces は中国本土、ロシア、ベラルーシ、および Cisco 製品が販売されていない地域を除き、グローバル全体で利用可能です。また、Cisco Spaces は現在 FedRAMP 認証を取得しておりません。
新しく取得した Cisco Spaces ライセンスは Meraki ダッシュボード上でどのように確認できますか?
Meraki のお客様は統合プロセスが完了すると、ライセンスの種類と数を確認することができます。統合が完了したら、ダッシュボードの「オーガナイゼーション > 連携 > 自身の連携設定」から新しく付与された Cisco Spaces ライセンスを確認できます。 Cisco Spaces ライセンスの全体像を確認するには、Cisco Spaces アカウントにアクセスしてください。詳細については、下記のリンクをご参照ください。 https://www.cisco.com/c/en/us/td/doc...spaces-account
どのようなシナリオで、新しい Cisco Spaces アカウントを作成し、どのようなシナリオで既存の Cisco Spaces アカウントを使用しますか?
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既存の Cisco Spaces アカウントでスマートライセンスを使用している場合、Meraki Org と Cisco Spaces を統合する際に新しい Spaces アカウントを作成することを推奨します。そうしなければ、バンドルされた Meraki ライセンスがスマートライセンス(CSSM) に表示されず、スマートライセンスダッシュボードでコンプライアンス違反と表示されてしまいます。
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既存の Cisco Spaces アカウントで Spaces レガシーライセンスを使用しており、ライセンス階層が統合する Meraki Org と同じ場合、Meraki Org と Cisco Spaces を統合する際に既存のアカウントを使用することを推奨します。例えば、既存の Cisco Spaces アカウントに Spaces Extend ライセンスがあり、Meraki のライセンスが MR Enterprise の場合、ライセンス階層が同じ状態になります。
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既存の Cisco Spaces アカウントで Spaces レガシーライセンスを使用しており、ライセンス階層が統合する Meraki Org より高い階層の場合、Meraki Org と Cisco Spaces を統合する際に新しい Spaces アカウントを作成することを推奨します。例えば、既存の Cisco Spaces アカウントに Spaces Act ライセンスがあり、Meraki ライセンスが MR Enterprise の場合、ライセンス階層が高い状態になります。
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スマートライセンスが有効でない場合、Cisco Spaces ではスプリットライセンスはサポートされていません。
上記以外にライセンスに関して追加の質問はありますか?
Spaces サポートまでご連絡いただくか、以下のメールアドレスにお問い合わせください。meraki-spaces-integration-questions@cisco.com