ケーブルテストツール
このドキュメントは原文を 2025年09月16日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認ください。
Cisco Meraki MS スイッチにはポート単位のケーブル テスト機能があり、TDR 機能を利用して電気パルスを送信し、その応答を観測することで金属ケーブルの障害を検出します。これにより、ケーブル長を出力し、各ケーブル ペアの状態をテストすることで、一般的なレイヤ 1 の配線問題を切り分けることができます。
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このテストを実行する前に、ケーブルの両端がデバイスに接続されていることを確認してください。
このテストの使用により 10 Mbps または 100 Mbps のリンク上のトラフィックが途切れる可能性があります。ギガビット リンクには影響しません。
このツールは、ANSI/TIA-568 配線規格で規定される銅のツイストペア配線をテストすることを目的としています。光ファイバ配線では使用できません。光ファイバ配線には Digital Optical Monitoring(DOM)が必要です。
DOM は MS120、MS125、MS130、MS210、MS225、MS250、MS350、MS355、MS410、MS425 でサポートされています。スイッチは MS 17 以上のファームウェアを実行している必要があります。詳細は Digital Optical Monitoring のドキュメントを参照してください。
ダッシュボードでケーブル テストを実行するには、監視 > スイッチ > スイッチを選択 > ツール に移動します。次に、「ケーブル テスト」ツール セクションまでスクロールします。続いて、テスト ウィンドウにポートまたはポート範囲(例: 「1」または「1-24」[引用符なし])を入力し、ケーブルテストの実行 ボタンをクリックします。
ケーブルテストの実行 ボタンをクリックすると、次のいずれかのテスト結果が表示されます。
ステータス | |
OK |
良好なケーブルおよび良好なペアです。 |
OPEN |
未使用または終端済みのペアです。 |
ABNORMAL |
インピーダンス* が期待される範囲内ではありません(高すぎる、または低すぎる)。 |
COUPLEX |
指定されたペアがペア X に対して強く結合しており、高いレベルのクロストークを示しています。 |
*Cat5/6 ケーブルの適切な終端には、正端子と負端子間で 100Ω の差動インピーダンスが必要です。IEEE 802.3 では、終端として最大 115Ω、最小 85Ω を許容します。この範囲外の終端は、ケーブル診断で異常な終端として報告されます。
ケーブル テスト出力の例:
イーサネット ケーブルにオープン ペアがある場合、ケーブル テストはどのペアがオープンかも出力します。以下の図は、T568B ストレート ケーブルの RJ-45 ピン配列におけるペア番号の付け方を示しています。