MX/Z アプライアンスの故障が疑われる場合のトラブルシューティング
このドキュメントは原文を 2025年08月18日付けで翻訳したものです。
最新の情報は原文をご確認ください。
セキュリティアプライアンスが故障し、交換以外に選択肢がない場合がありますが、故障と思われる多くの症状は簡単なトラブルシューティングで解決できることがあります。
この記事では、Cisco Meraki MX セキュリティアプライアンスおよび Z-Series テレワーカーゲートウェイの一般的な症状、トラブルシューティング手順、ならびに RMA 申請方法について説明します。
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トラブルシューティング
アプライアンスの故障が疑われる場合、以下の確認を必ず行ってください。Cisco Meraki では、機器交換保証に基づき故障機器の交換が可能ですが、全関係者の納得とダウンタイム・コスト最小化のため、RMA の前にトラブルシューティングが必要です。
以下の症状と手順は、MXアプライアンスまたはZシリーズゲートウェイの故障判定に役立ちます。
電源投入時にインジケータが全く点灯しない
- 背面の電源スイッチが ON になっているか確認してください。
注意: MX60、MX64/W、MX65/W には背面電源スイッチはありません。 - 別の電源コンセントへアプライアンスを接続してみてください。
- 別の電源ケーブルを試してください。
正常な電源供給でもインジケータが一切点灯しない場合は、機器故障のため RMA が必要です。
電源 LED が橙点灯
電源 LED が橙点灯している場合、アプライアンスがクラウドへ到達できていません。これはハードウェア故障であることは稀で、以下のトラブルシューティングで解決する場合があります:
- アプライアンスのローカルステータスページにアクセスし、管理用 IP 設定を確認します。
- DHCP で動的 IP を取得する場合は、IP が割り当てられているか確認してください。
- 静的 IP 設定の場合は、正しく設定されているかご確認ください。
- 管理 VLAN の設定が正しいか、またはタグなしの場合は空欄になっているか確認してください。
- 上位ファイアウォールでアプライアンスの管理トラフィックがブロックされていないか確認してください。
- アプライアンスのアップリンクケーブルをノートパソコン等の別デバイスに接続し、インターネット接続が可能か確認してください。
- 機器を工場出荷時設定にリセットし、必要に応じて管理 IP を再設定してください。
すべての対処を行っても解決しない場合は、ローカルステータスページから SDB バンドル(OOB ログ)を取得し、Meraki サポートチームへご提供ください。
イーサネットポートに機器を接続してもリンクランプが点灯しない
- ポートが有効化されているか確認してください。
- ダッシュボードの セキュリティ & SD-WAN/テレワーカーゲートウェイ > モニタ > アドレス&VLAN > ポート別 VLAN 設定 から該当ポートを選択し、「有効」が選択されていることを確認してください。
- 接続機器の電源が入り、正常動作しているか確認してください。
- 同じアプライアンス内の別ポートに接続してみてください。
- スイッチや他のネットワーク機器にも接続してみてください。
- イーサネットケーブルを正常動作するケーブルと交換してください。
- 機器を工場出荷時設定にリセットしてください。
正常な機器・ケーブルを使用してもリンクランプが点灯しない場合は、機器故障のため RMA が必要です。
RMA の申請方法
上記の手順をすべて実施し、機器故障と判断された場合は、サポートまでご連絡いただき、RMA 手続きを開始してください。これまでに行ったトラブルシューティング内容、ならびに発送先住所もご準備いただくと手続きがスムーズです。
ご注意:サポートは、事象に応じてこの記事に記載されていない追加トラブルシューティング手順を提案する場合があります。
既存 MX の別 MX への交換
RMA 受付後、交換機器を受領したら、既存 MX を別の MX に交換する手順ドキュメントをご参照ください。